「血流が良いほうがコリや痛みが解消する」の間違い

一般的にコリや痛みは 血液の流れが悪くなっているから血液の流れを良くすれば解消する、と思われています。

実際私の場合も以前は マッサージをしたり運動をしたり、多くの場合血流を良くして増やして代謝を高めることでツライ症状が改善すると説明していました。

一見どこにも間違いは無いように感じます

しかし前回も書きましたように、血液はちゃんと流れているのだという事 筋膜などの引きつれなどによって筋肉の動きが悪くなり体液の循環不良がおきて その結果コリやハリ・痛みなどの症状が出ているという考え方においては 血液の流れを良くするためのマッサージのし過ぎや運動は、かえって症状を悪化させてしまうリスクもあるという事です。

また『長引く痛みの原因は、血管が9割』の著者で医師の奥野祐次先生によりますと 人の身体は血流が増えるとそこにモヤモヤした血管が作られ しかし血管とは名ばかりのあまり役には立たない血管なのですが 血管が出来るとそこに神経も伸びてくるとのことです。

この血管の血流が増えて血管が拡張すると神経を刺激して痛みを感じるとの事です。

そして長引く痛みのあるところには 必ずこのモヤモヤ血管と神経のセットがあるそうです。

このモヤモヤ血管に行く血液の流れを遮断すると、痛みも無くなるとのことです。血流を遮断するとモヤモヤ血管が消滅して神経も無くなるので痛みも無くなるという事です。

このことから血流を良くすれば増やせば・・・その時は気持ちよくても痛みなどの原因を作ってしまう事になります。

「血流が良いほうがコリや痛みが解消する」は間違いなのですね。